ギャンブルによる浪費が原因で夫や息子の作った多額な借金・・・。

夫や息子の借金返済がすでに支払不能状態に陥りながらも、ご家族様は「借金の原因はギャンブルだから免責にならない」と不安な日々を過ごしているのではないでしょうか。

一方で、ギャンブルによる浪費が恥ずかしく、隠しておきたいがために自己破産の申立てに躊躇うご本人やご家族様かもしれません。

本章では、ご家族様による、ギャンブル依存症の夫や息子への対処方法をわかりやすくお伝えいたします。

【借金問題の無料相談を実施中】⇒債務整理に特化した信頼と実績の弁護士・司法書士をご紹介!あなたに寄添い心強く救済します!【全国対応】

「わかっちゃいるけど、やめられない」ギャンブル依存症とは何?

ギャンブルには、競馬・競輪・競艇・パチンコ・スロット・麻雀等、実にさまざまなギャンブルが存在します。

そして、これらギャンブルをこよなく愛する人は、決して少なくありません。

しかし、1日中ギャンブルにのめり込んでいたり、勉強や仕事に手がつかなくなったり、挙げ句には借金をしてまでギャンブルを繰り返していたり、違法カジノにのめり込んでいるような状態の夫や息子でしたら、もう既に【ギャンブル依存症】の可能性が高いといえます。

ご家族様の涙ながらの説得に、「今日はこの1回だけ!負けたら絶対にやめるから!」と固く心に決める夫や息子かもしれません。

しかし、始めたら最後で他のことが手につかなくなり、「次こそ勝って、損した分を取り返すぞ!もう一度・・・」と、とさらに大金をつぎ込んでいきます。

しまいには、このような「行為」自体が快感となり、勝っても負けても大興奮する脳になり、コントロールできずに深みにはまってしまうのです。

珈琲 左

ギャンブルの中でも多くのパチンコ店は、駅周辺や街中にあり、最近ではおしゃれなサロンのような作りの店も増えてきました。

そのため、女性でも抵抗なく入店される姿を多く見かけます。

もっとも、子供達が独立した後の寂しさを紛らすためにパチンコを楽しむ女性も少なくなりません。

しかし、ご自身はもちろん、ご家族の心中は決して穏やかではありません。

何よりも、ギャンブル依存症で借金や家庭崩壊を招く例が後を絶たないのが現状です。

そんなギャンブル依存症は【病気】としてご自身もご家族も捉えることが大切になります。

【借金】がギャンブル依存症の最大のネックに

ギャンブル依存症は、自分で自分をコントロールすることができなくなる一種の【病気】です。

世界的に見ても、アルコールや薬物と並んで、ギャンブル依存症は非常に大きな問題となっています。

世界保健機構(WHO)のICD-10では、「病的賭博」が「成人の人格及び行動の障害」の中の「習慣及び衝動の障害」の一つとして扱われています。

また、アメリカ精神医学会のDSM-5でも「非物質関連障害」の中に「ギャンブル障害」として加えられました。

このようなギャンブル依存症の最大のネックが何と言っても【借金】なのです。

家族に嘘をついてでも借金を繰り返すように・・・

ギャンブルにのめり込むと、今あるお小遣いだけでは軍資金は全く足りず、妻や親に嘘をついてでもお金を出させるようになります。

ご家族からお金が借りれなくなると、比較的簡単に借入れができる消費者金融でお金を調達し、返済のために何件もの金融業者から借入れを繰り返して、借金が雪だるまのように膨らんでいくのです。

【借金の経済苦で死にたい!消えたい!飛び込みたい!】そんな苦悩のどん底にいるあなたは、今すぐ!躊躇わずに!弁護士に債務整理のご相談をなさってください!

ご家族様が同情して借金返済をすると悪循環

多重債務となった借金の返済ができなくなると、ご家族や友人にも泣きつき、ご家族様等は同情して借金返済のためのお金を出してしまいがちです。

とことが、やっとご家族様による借金の返済がなくなったところで、安心して再びギャンブルを再開してしまうのが、ギャンブル依存症の怖いところなのです。

生命の奥底は「何が何でもギャンブルがしたい!」

夫や息子の生命の奥底には、ギャンブルをしたい気持ちが根強く残っておりますので、負けた分はギャンブルで稼いで、今度こそ取り戻そうと考えているかもしれません。

そのため、地道に働いて借金を返そうとは考えにくい状態であることをご家族様は心得る必要があります。

ギャンブル依存症の主な症状は?

依存症では、「自分はギャンブルは好きだけど依存症ではない」と、本人が問題を自覚していない場合が多くありましょう。

そこで、ご本人やご家族様による「ギャンブル依存症の簡単チェック」を行ってみてくださいね。

・ギャンブルにのめり込んでいる

・ギャンブルのことで親や家族に嘘をついて借金を重ねるようになっている

・負けた分(お金)を更にギャンブルで取り返そうとしてしまう

・アルコールや薬物と同様に、ギャンブルをしないと落ち着かない

・さらなる興奮を求めて掛金が増えていく

・ギャンブルをやめたくても、やめられない

・全体の収支から見て、ギャンブルにつぎ込む金額が多すぎてバランスを失っている。

・ギャンブルへの浪費に対して、自分でコントロールすることが困難になっている。

 

このような状態が一つでも心当たりがある場合は、すでにギャンブル依存症の可能性が十分にあるのです。

【借金問題の無料相談を実施中】⇒債務整理に特化した信頼と実績の弁護士・司法書士をご紹介!あなたに寄添い心強く救済します!【全国対応】

ギャンブル依存症は家族を巻き込んでいく

ご家族様は、あまりの多くの消費者金融や場合によっては「ヤミ金」からの多額な借金額に驚愕されることでしょう。

ご自宅等に送られてくる請求書の金額を見て、始めてその深刻さに気がつくことと思います。

一方で、本人が給料を使い込んでいるために家計は火の車である反面、多額な借金額にご家族は困り果て、ご家族様が心労で倒れる場合も出てきます。

このような最悪な状態になってようやくご家族は医療機関に相談に行かれるケースが多いのです。

このように、ギャンブルのために本人が失業したり、ご家族様を巻き込んだりして、何もかも失うケースが後を絶ちません。

高額な借金を抱えてしまうギャンブル依存症は、一度陥ると非常に厄介で、大変に悲惨な結果を招きます。

本人は「病気ではない」と頑なに思っているために、自分から相談に行くことはまずありません。

経済が発達している日本であっても、ギャンブル依存症を治す医療機関は大変に少なく、結局はご家族様が保健所や精神福祉センターまたは病院の心療内科等に相談に行くことになります。

最も有効な治療法は【自助グループ(集団精神療法)】への参加

ギャンブル依存症の方の治療法として、最も有効な治療方法は、ギャンブル依存症の体験者が集まって自らの体験を話し、お互いに聞きあう自助グループ(集団精神療法=グループセラピー)による方法です。

最初は、専門スタッフが同席する自助グループへの参加となりますが、徐々に同じ悩みを持つ人同士の自助グループが大切となります。

自助グループでは、【ギャンブル】をテーマに話をしていく。

自助グループでは体験者が司会者となり、「ギャンブルで失ったものは?」等のテーマがなされることもあります。

参加者は、「自分は青春という大切な時間をギャンブルに費やしてしまった」「お金も友情も信頼も信用も失ったが、家族だけは大切にしていきたい」等と気持ちを語るうちに、今後のことを考えるようになり、自分自身を見つめ直す機会となるのです。

このような自助グループに週に数回または毎日通って、自分の心のうちを吐き出すことで、気持ちをスッキリさせることが依存症の回復には大切になります。

何よりも、自助グループで依存症回復へのプログラムを基礎から学び、それを継続するための行動や心構えを確実に身につけて実践に移すことが更生への近道となりましょう。

「言いっぱなし、聞きっぱなし」が基本!

他方、自助グループへの参加も、本人は「言いっぱなし、聞きっぱなし」が基本になります。

また、他の人の話を聞くうちに、「なぜそんなに酷い状況になるまでやめられなかったのか}とその異常さや、際限のなさが深く心に染み入り、「自分も同じようなものだ」ということに気づくのです。

そして、少しずつ自らの行為を反省し、2度とギャンブルに手を出さない決意を固めていくことになりましょう。

半年~1年目の再発には厳重注意!

今まで長い年月、習慣化されてきたギャンブル依存症の回復は、半年や1年では治らず、数年以上はかかる覚悟で臨みましょう。

グループセラピーに参加後、表面的には回復したようには見えても、心の奥底にはギャンブルへの強い未練が激しく残っています。

半年や1年経つと、本人は「もうギャンブルはやめた!」「信用していい」等と言いますが、実はこの時期が「魔がさす」重要な期間となります。

ご家族様や周囲の方々は、1日1日をじっくりと気長に、そして確実に夫や息子を見守ってあげてください。

【借金の経済苦で死にたい!消えたい!飛び込みたい!】そんな苦悩のどん底にいるあなたは、今すぐ!躊躇わずに!弁護士に債務整理のご相談をなさってください!

ご家族様が変わることが夫や息子の更生になります!!

大変にお辛い日々の中ですが、ご家族様もこの依存症という病気と向きあい、自助グループの家族教室等に継続して通い、夫や息子が挑戦している回復へのプログラムを理解する必要がありましょう。

そして、ご家族様としてのギャンブル依存症への正しい知識を身につけると共に、適切な対応ができるように学びたいものです。

珈琲 左

治療機関によっては、ギャンブル依存症同士の自助グループを行っている場合もあります。

他の方々の体験談やそれに伴う気づきなど、多くのことを学べるのが自助グループの大きなメリットです。

このような心療療法を受けるにあたってのご心配事は、専門の医療機関に遠慮なくご相談なさってくださいね。

【あなたご自身】がギャンブル依存症と自覚している場合

目の前のあなたが「ギャンブル依存症」と自覚されている場合、まずはギャンブル依存症の治療を最優先で進めてください。

借金の【根本原因はギャンブル依存症】なのです。

この根本原因を最優先に治療をしないことには、何度も何度も借金が繰り返されます。

ギャンブル依存症の根本原因を退治する勇気を!

あなたご自身で医療機関に行くことは大変なストレスであり、できれば避けたいものです。

さらに、たとえ医療機関の治療を行ったとしても、それでギャンブル依存症が完治するわけではないのです。

ギャンブル依存症を完全に克服するのは並大抵の意志ではできません。

それでも、ギャンブル依存症という根本原因を撃退しないことには、あなたご自身もご家族様も「借金で苦しむ人生」に陥ることになり、まさに地獄の日々は繰り返されてしまいます。

場合によっては、回復するための施設に入所する場合も視野に入れる必要もあることでしょう。

前述の自助グループへ通い、ギャンブル以外の行動ができるよう、生命の奥底の転換に挑戦なさってくださいね。

ご家族様としての本人への借金対処法について

多くのご家族様が直面する問題は、なんと言っても本人の借金問題です。

多額な借金がわかると、ご家族様も動揺し、本人に代わって借金の肩代わりをしてしまいかねません。

しかし、これは本人にとっては非情なほどの悪循環であり、本人の立ち直りの機会を逃し、さらなる多重債務へとつながり、ご家族様の生活にも深刻な影響を与えてしまいます。

お辛い胸中のご家族様ですが、ご家族が本人の借金問題には直接に係わることを避けてください。

家族は絶対に借金の肩代わりをしない!!

その上で、ご家族が一番に心がけることは、【絶対に借金の肩代わりをしない!!】という強い姿勢を本人に示すことです。

そして、【ギャンブルを繰り返さないために治療が必要であること】を本人にはっきり伝えることが重要です。

本人にとって、最も大切なことは、

・多額な借金の原因はギャンブルであること

・本人はその借金を自身で返済しなければならないこと

 

を伝え、多額な借金返済という現実を「直面化」して真っ向から向き合うことが大切になるのです。

【借金問題の無料相談を実施中】⇒債務整理に特化した信頼と実績の弁護士・司法書士をご紹介!あなたに寄添い心強く救済します!【全国対応】

ご家族としての本人への最大の援助は?

お辛い胸中にあるご家族様ですが、ご家族様からご本人への最大の援助方法は以下の4つです。

①本人に巻き込まれないようにする

②決して面倒をみてはならない

③突き放すこと

④借金の肩代わりをしないこと

 

ご家族様としては、ご本人に決して援助しないことが「最大の援助」となることを信じてください。

あくまでも【自分で起こした借金】を本人が「直面化」することが大切となります。

そのため、最終的には本人が【自らの借金を返済してもらう】ことが最も重要になるのです。

多重債務者を救済する債務整理は生活再建へのチャンス

ギャンブルから縁を切れずに、借りては返す自転車操業を繰り返していると、次第に借りれる金融業者もなくなり、最後にはヤミ金に手を出し、ニッチもサッチもいかないことになってしまいます。

多重債務の状態になると、借金総額は雪だるま式に膨れ上がっていき、ご家族様の精神的なプレッシャーは大変なものです。

【債務整理】は、このような多重債務者を救済するための方法となり、債務整理という借金の解決方法を行わないでいると、いつまでも業者からの厳しい取立ては続き、あなたはもちろん、ご家族様の生活は脅かされたままです。

債務整理には、自己破産の他に、任意整理や個人再生といった救済措置があります。

関連記事⇒借金返済ができず督促が怖い!自殺や離婚を救う3種類の債務整理とは

ギャンブル依存症は免責不許可事由に該当します

自己破産手続は、やむを得ない事情で多額の借金を背負い、支払不能で困っている人を救済するためのもので、【免責】を得ることで支払うべき借金がゼロになります。

ところが、たとえ多額な借金を背負っていても、免責が許されない【免責不許可事由】に該当する場合があります。

免責が許されない免責不許可事由

破産法は以下のような免責不許可事由を定めています。(破産法第252条第1項)

【免責不許可事由】

①破産財団(破産の決定時に破産者が持っていた財産)を隠したり、壊したりしてその価値を不当に減少させる行為をしたこと

②著しく不利な条件で債務を負担し、または信用取引により買い入れて著しく不利益な条件で処分したこと

③特定の債権者に特別の利益を与える目的で担保を提供したり、弁済日前に弁済したこと

④浪費や賭博などで著しく財産を減少させたり、過大な債務を負担したこと(破産法第252条第1項4号)

⑤破産の決定前1年以内に財産原因の事実があるのにそれがないことを信じさせるために許術を使って信用取引によって財産を得たこと

⑥商業帳簿等を隠居、偽造または変造したこと

⑦偽りの事実を記載した債権者名簿を提出したこと

⑧破産手続における調査で説明を拒み、または虚偽の説明をしたこと

⑨不正の手段で破産管財人等の職務を妨害したこと

⑩破産法の免責の決定、民事再生法上の給与再生・ハードシップ免責の決定が確定してから7年以内に免責の申立てがあったこと

⑪破産法が定める破産者の義務に違反したこと

 

上記の④番のように、ギャンブル等による借金は「免責不許可事由」に該当します。

関連記事⇒破産の免責不許可事由とは?裁量免責もダメなら任意整理や個人再生を

関連記事⇒破産の免責不許可事由の要件と免責が許可される裁量免責の判断基準

ギャンブル浪費によるは破産手続開始の申立てについて

自己破産を申立てる際に、申立人に「ギャンブル(パチンコ・スロット・競馬等)」免責不許可事由が少しでもあれば、全ての免責不許可決定が出される訳ではありません。

自己破産はご本人(債務者)の経済的な再スタートを目的とした制度です。

ですので、債務者がギャンブルに浸り、多額な借金を重ねてしまっても、それを深く反省しており、再び人生をやり直したい債務者を蔑ろにすることは、民衆救済である自己破産の本来の目的に反しています。

そこで、たとえ免責不許可事由があっても、裁判官が破産の決定に至った経緯その他一切の事情を考慮して免責を相当と判断したときは、免責が許可されることもあります。(これを「裁量免責」といいます)

珈琲 右

免責不許可が明らかな状態で債務整理をお考えの場合は、免責不許可事由という概念のない個人再生手続または任意整理手続を検討することとなりましょう。

しかし、一般的に、任意整理で返済をすることは困難です。

個人再生手続であれば、小規模個人再生では総借金額の5分の1以上を、給与等再生では、2年間の可処分所得を3年間で支払えば、残りの借金額が免責されますので、これらの手続を選択されるとよいでしょう。

債務整理がギャンブル依存症治療への妨げとなることも

他方、債務整理はあなたやご家族様にとって生活再建への大きなチャンスとなる一方で、借金の根本原因となる「ギャンブル依存症」の治療を最優先に進めていかないことには、何度も何度も借金が繰り返されてしまう恐れがありうるのです。

仮に債務整理を行っても、再びギャンブルのために新たな借入を繰り返してしまうことが容易に予測ができるケースも多々あるのです。

そのため、「債務整理をすることが、場合によってはギャンブル依存症治療への妨げとなる」ことをお心に留めてください。

夫や息子ご本人が弁護士に包み隠さず相談を!!

借金問題を弁護士や司法書士へご相談なさる場合、ご家族様ではなく、あくまでもご7本人が全て包み隠さず話し、ご相談をなさってください。

その際、弁護士から借金の返済方法や債務整理の方法等について、適切なアドバイスを得ることができます。

このような法律相談は、ご本人自らが借金問題と向き合うための貴重な経験にも繋がります。

また、ご本人がギャンブル依存症の治療に専念できるように、弁護士が医療機関との連携を図る場合もありましょう。

借金返済の無料相談は債務整理に特化した実績の弁護士・司法書士へ!
https://syakkinseiri.com/?p=379

依存症ご本人やご家族様への相談機関窓口

最後に、ギャンブル依存症に対する行政からの対応を下記にてご紹介いたします。

(※数多くの自助グループや医療機関が掲載されております。また、ギャンブル依存症の治療に向き合う方々への参考資料が多く整っておりますので、ご参考になさってください)

ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ :平成30年3月30日公表:内閣官房 警察庁 金融庁 消費者庁 法務省 厚生労働省 農林水産省 経済産業省 国土交通省
 
ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ【消費者庁】